ゴリラの底力

中年ゴリラのリアル人生冒険記

『ゴリラ』と『龍』

ゴリラってかっこいいですよね。

子どもの時にはわからなかったゴリラの魅力に、歳をとってきてから気づいたら私です。

 

ゴリラとは強さの象徴だと思うんですよね。

あのたくましい胸板と筋肉。

ゴリラの握力は500キロくらいと言われてるので、成人男性の平均握力が50キロ前後としても、その時点で人間の10倍くらい筋力ありますよね。

 

ゴリラと人間が素手でケンカなんかしたらとてもじゃないけど、まともに相手なんて出来ないでしょうね。

そもそも人間なんて野生の動物の中では弱い部類にいるんじゃないかと思っています。

それでももしゴリラと素手で戦ってみたら…なんて考えるのはやはり肉体の強さを心のどこかで追い求めているからなのでしょう。

男子たるもの、誰しも肉体の強さに憧れを抱くものじゃないですか。(偏見)

私も元運動部として肉体の強さを追い求めることに夢中になる気持ちはとてもよくわかります。わかりすぎます。

 

子どもの頃に見たドラゴンボール…。

私の年代の男子の皆さまは誰しも一度は人間の殻を破り、スーパーサイヤ人になろうとしたり、手からかめはめ波ギャリック砲などの気功波と呼ばれるビームのようなものを出そうとしたことがあるのではないでしょうか。

しかし成長するにつれ、

あぁこれはスーパーサイヤ人になろうとふんばりすぎたら、下手しら血管が切れたり何かを漏らしてしまうとか…

手から出るのは冷や汗くらいだとか…

人間の身体の限界を思い知りながら大人になってきた事だと思います。

まぁそれでも彼らは地球人ではないので、それなりに諦めはつくかと思います。

しかし地球人最強と言われたクリリンですら、普通に生きてきた人には到底足元にも及ばない強さを持っていることに絶望した人は数多くいると思いますし、何を隠そう私もその1人です。

 

そういえば作中最強と自負しているサイヤ人も、満月を迎えるとゴリラ(大猿)に変身するじゃないですか。

それはやはりドラゴンボールの作者の方の脳内でも、ゴリラは強さの象徴だったのではないかと私はシンパシーを感じずにはいれません。

 

ドラゴンボールは龍がメインというより、強さ(ゴリラ)がメインの作品だと私は思っています(あくまで主観です)

なので作品のタイトルがゴリラボールだったとしたら、ここまで世に広まることはなかったでしょう。

語呂が悪いし、何よりゴリラとドラゴンではドラゴンの方が響きがかっこいい…。

ゴリラの強さ、カッコよさを知ってる私ですらそう思うのですから大衆的にもそうでしょう。

 

こんなアホなことを真剣に考える人もあまりいないとは思いますが、賛同してくれる方も必ずいると私は思っています。

 

ゴリラとドラゴン、ゴリラの方が好きと言う方はどれくらいの割合でいらっしゃるんでしょうか。

ゴリラ好きな方とはとても美味い酒が飲めそうな気がします。